CloudflareのWAFの料金・使い方・AWSとの違い【徹底比較】
この記事のポイント
Cloudflare WAFは、CDN連携で表示速度を維持しつつ機械学習でサイバー攻撃を防ぐクラウド型セキュリティサービスであり、無料からの柔軟なプランとDNS設定のみの簡単な導入により、運用の手間なく高度なWeb保護環境を構築できます。
Cloudflare WAFの具体的な機能や料金、他サービスとの違いを詳しく知りたいと考えていませんか。セキュリティ対策を強化したいけれど、サイトの表示速度を落とさず、専門知識がなくても運用できるか不安を感じる方は少なくありません。
こうした疑問にお答えします。
本記事の内容
- Cloudflare WAFの主な機能と料金プラン
- AWS WAFなど他社製品と比較した導入メリット
- 初心者でも迷わない初期設定や使い方の手順
Cloudflare WAFを活用すれば、強力なサイバー攻撃からWebサイトを保護しつつ、Cloudflare CDNによる世界トップクラスの表示速度を実現。Cloudflare targetへの適切な設定により、特定の地域や脆弱性を狙った攻撃も効率的にブロック可能です。
2026年最新のセキュリティ対策を最小限のCloudflare costで自動化し、安全なサイト運営を今すぐ始めましょう。本記事を読み進めて、最適なプラン選びと設定方法をマスターしてください。
結論:中小企業の自社サイトならどれを選ぶか
- 会社案内やサービス紹介が中心のサイト:Cloudflare WAFのFreeプラン(0ドル)から始められる
- WordPressなどのCMSで運用しているサイト:Cloudflare Managed RulesetとOWASP Core Rulesetが使えるProプラン(月払い25ドル、年払いは月20ドル)が目安
- 日本語での導入支援や誤検知の調整まで任せたい場合:国内のクラウド型WAF(月額1万円〜)が候補になる
タイプ別の料金は、WAFの料金相場で比較しています。
Cloudflare WAFの主な機能
Cloudflareとはが提供するCloudflare WAFは、Webサイトへの悪意ある通信を世界中のネットワーク上で検知・遮断するクラウド型セキュリティサービスです。2026年現在、オリジンサーバーに負荷をかけない防御の仕組みとして、多くの企業に採用されています。
機械学習による脅威検知
Cloudflare WAFは膨大なトラフィックデータと機械学習を活用し、未知の脅威を迅速に特定します。Cloudflare targetとなる脆弱性を狙った攻撃に対しても、AIが異常な振る舞いをスコアリングして動的に防御します。
シグネチャベースでは防げないゼロデイ脆弱性にも、この機械学習による検知は有効です。世界中のリクエストを分析することで、最新の攻撃トレンドに合わせたセキュリティを実現します。
専門知識不要のマネージドルール
マネージドルールは専門家が作成したルールセットで、SQLインジェクションなどの主要な攻撃を自動で防ぎます。Cloudflare 使い方の基本として、数クリックで設定を有効にするだけで高い安全性を確保できるのが特徴です。
| ルールセットの種類 | 主な内容 |
|---|---|
| OWASPコアルールセット | SQLインジェクションやXSSなどの一般的な攻撃を防御 |
| Cloudflareマネージドルール | 独自に収集した最新の脅威情報に基づく高度な防御 |
| 漏洩認証情報確認 | 漏洩したIDやパスワードによるリスト攻撃を検知 |
動作モードは通信を遮断するブロックのほか、ログのみ記録する検知なども選択可能です。誤判定で正規ユーザーを締め出すようなCloudflareの危険性を抑えるため、用途に合わせてチャレンジ認証などの柔軟な対応を使い分けます。
不正アクセスを防ぐレートリミット
レートリミットは特定のIPアドレスからの短時間での大量リクエストを制限する機能です。ブルートフォース攻撃やサーバーリソースを枯渇させる攻撃の抑止に極めて有効です。
Bot Management機能やCloudflare Turnstileと組み合わせることで、検索エンジンのクローラーを阻害せずに悪意あるツールだけを排除します。Cloudflare WARPなどのツールと併用し、セキュアなアクセス環境を構築することも可能です。
配信を高速化するCloudflare CDN連携
Cloudflare WAFはCloudflare CDNと密接に連携し、セキュリティ強化とWebサイトの高速化を同時に実現します。AWS WAFと比較しても、エッジサーバーでの処理により通信遅延を最小限に抑えられる点が強みです。
- エッジでの処理:ユーザーに近い場所で攻撃を遮断し遅延を防止
- オリジン負荷軽減:不正トラフィックをサーバーに到達させない
- リアルタイム解析:Cloudflare障害などの異常も即座に可視化
Cloudflare costを抑えながら、パフォーマンスを落とさずに運用できるのが最大のメリットです。2026年のビジネスにおいて、速度と安全性を両立する不可欠なソリューションとなります。
Cloudflare WAFの料金プラン
Cloudflare WAFは、個人ブログから大規模な企業サイトまで幅広いニーズに対応する4つの主要プランを提供しています。各プランは利用可能なWAFのカスタムルール数やセキュリティレベルに応じて分類されており、Cloudflare costや機能の概要は以下の通りです。
| プラン名 | 月額料金 | マネージドルール | カスタムルール | レート制限ルール | 主な対象 |
|---|---|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | Free Managed Ruleset | 5個 | 1個 | 個人サイト・テスト環境 |
| Pro | 月払い25ドル(年払いは月20ドル) | Cloudflare Managed Ruleset、OWASP Core Ruleset | 20個 | 2個 | 中小企業・商用サイト |
| Business | 月払い250ドル(年払いは月200ドル) | Proと同じ | 100個(正規表現に対応) | 5個 | セキュリティ重視の企業 |
| Enterprise | 個別見積もり | Proの内容に加え、Sensitive Data Detection | 1,000個(正規表現に対応) | 100個 | 大規模サイト |
料金とルール数は、2026年10月1日時点のCloudflare公式サイト(料金ページとWAFのドキュメント)の掲載内容です。料金は米ドル建てで、消費税と為替による変動は含めていません。
無料で使えるFreeプラン
Cloudflare WAFのFreeプランは、コストをかけずに基本的なセキュリティ対策を導入したい場合に最適です。無料でありながら、世界最大規模のネットワークを活用したDDoS対策や基本的なWAF機能が標準提供されています。
Cloudflare使い方の初歩として、以下の機能が利用可能です。
- WAFカスタムルール 5個
- 基本版マネージド・ルールセット
- 無制限のDDoS対策
- Cloudflare CDNの利用
- Universal SSL証明書
Freeプランは個人ブログやスタートアップの初期段階に向いています。2026年時点でも、無料枠で攻撃を防ぎつつCloudflare CDNで表示速度を向上できる点は大きなメリットです。
中小企業向けのProプラン
Proプランは、本格的にビジネスを展開する中小企業のWebサイトに推奨されるプランです。WAFの拡張性と画像最適化によるパフォーマンス向上の両立が、このプランを選ぶ最大の理由となります。
Freeプランと比較すると、高度な設定が以下の通り解放されます。
- WAFカスタムルール 20個
- OWASP完全版マネージド・ルール
- 自動画像最適化
- モバイル最適化機能
- Page Rules 20個
OWASPのコアルールセットにより既知の脆弱性に対する防御力が格段に向上するため、セキュリティを強化しつつユーザー離脱を防ぐための高速化も実現したい担当者に最適な選択肢です。
高度な対策ができるBusinessプラン
Businessプランは、より高い信頼性と詳細な制御を必要とする組織向けのプランです。悪意のあるBotへの高度な対策が可能になり、WAF運用の自由度も向上します。
主な提供機能は以下の通りです。
- WAFカスタムルール 100個
- Super Bot Fight Mode
- 高度な分析付きDDoS保護
- 優先的なメールサポート
- PCI DSS準拠のサポート
Super Bot Fight Modeは、不正な自動アクセスを検知・遮断する際に非常に有効です。セキュリティエンジニアが不在でも、Cloudflareのインテリジェンスが自動的にCloudflare targetへの脅威を退けます。
大規模サイト向けのEnterpriseプラン
Enterpriseプランは、最高レベルのセキュリティと個別サポートを必要とする大規模サイト向けのプランです。専用のインフラ構成を提供し、24時間365日の体制でビジネスを保護します。
他のプランとは一線を画す主な機能は以下の通りです。
- WAFカスタムルール 1,000個
- 最新の脅威インテリジェンス
- 100%の稼働率を保証するSLA
- 24時間365日の電話・チャットサポート
- 中国国内ノードの利用
Enterpriseプランは、金融機関やEコマースサイトなど、わずかなダウンタイムも許されない環境に適しています。2026年の多様なサイバー攻撃に対し、専門のエンジニアによる導入支援を受けられる点は大きな安心材料です。
WAFの料金相場:クラウド型・アプライアンス型・ソフトウェア型の比較
WAFは提供の形によって、かかる費用の種類が変わります。クラウド型は月額料金が中心、アプライアンス型は機器の購入費と保守費、ソフトウェア型はライセンス費とサーバーごとの運用の手間が中心です。
| 種類 | 初期費用 | 月額 | 運用の負荷 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|---|
| クラウド型 | 0円〜11万円(価格を公開しているサービスの範囲) | 0円〜数万円。リクエスト数に応じた従量課金のサービスもある | 小さい。ルールの更新は提供会社が行う | 専任の担当者がいない中小企業、サイトが1〜数個の会社 |
| アプライアンス型 | 機器の購入費と設置費(多くは見積もり) | 保守費(多くは見積もり) | 大きい。設置・更新・監視を自社か委託先で行う | 自社でサーバーとネットワークを持つ大規模な組織 |
| ソフトウェア型 | 製品による(オープンソースなら無料) | 製品による(オープンソースなら無料) | 中〜大。サーバーごとに導入し、ルールを自分で更新する | サーバーを自社で管理できる技術者がいる会社 |
クラウド型
クラウド型は、提供会社のネットワークを通信の入口にして攻撃を遮断する方式です。機器を買わずにDNSの設定変更などで始められるため、中小企業の自社サイトではこの型が現実的な選択肢になります。価格を公開している主なサービスは次のとおりです(2026年10月1日時点の各社公式サイトの掲載額)。
| サービス | 初期費用 | 月額 | 課金の形 |
|---|---|---|---|
| Cloudflare WAF(Free) | なし | 0ドル | 定額 |
| Cloudflare WAF(Pro) | なし | 月払い25ドル(年払いは月20ドル) | 定額 |
| Cloudflare WAF(Business) | なし | 月払い250ドル(年払いは月200ドル) | 定額 |
| AWS WAF | なし | Web ACL 1つにつき5ドル+ルール1つにつき1ドル+100万リクエストにつき0.60ドル | 従量課金 |
| 攻撃遮断くん(Webセキュリティタイプ Neo・1サイト) | あり(金額は公式サイトに掲載なし) | 10,000円〜(税抜) | 定額 |
| Scutum(ピーク時500kbpsまで) | 110,000円(税抜) | 32,780円(税抜) | トラフィックの量に応じた定額 |
AWS WAFは使った分だけ支払う仕組みです。たとえばWeb ACLを1つ、マネージドルールグループを2つ使い、月に100万リクエストを処理する場合は、5ドル+2ドル+0.60ドルで月7.60ドルになります。Bot Controlなどの追加機能は別料金で、リージョンによって料金が異なる場合があります。
アプライアンス型
アプライアンス型は、専用の機器を自社のネットワークに設置する方式です。通信を自社内で検査できる一方、機器の購入費に加えて、保守契約、ルールの更新、監視のための人員が必要になります。多くの製品は価格を公開しておらず、販売代理店の見積もりで決まります。月額数千円〜数万円で始められるクラウド型と比べると、中小企業の自社サイト1つのために選ぶ理由は少ない方式です。
ソフトウェア型
ソフトウェア型は、Webサーバーに直接インストールして使う方式です。オープンソースのModSecurityのようにライセンス費用がかからないものもありますが、サーバーごとの導入、検査ルールの更新、誤検知の調整を自分たちで行う必要があります。費用が安く見えても、運用できる技術者の時間がかかる点に注意してください。
中小企業のサイトならCloudflare WAFで足りるケース
次のようなサイトであれば、Cloudflare WAFのFreeプランまたはProプランで足りることが多いです。
- 会社案内・サービス紹介・ブログが中心で、サイト内に決済や会員登録の仕組みを持たない
- WordPressなどのCMSを使っており、既知の脆弱性を狙った攻撃を自動で防ぎたい(OWASP Core RulesetはProプランから利用できる)
- 専任のセキュリティ担当者がおらず、機器の設置やルールの更新に時間をかけられない
反対に、次の場合はほかの選択肢も比較してください。
- すでにAWSのCloudFrontやロードバランサーでサイトを構成している:同じ管理画面で設定できるAWS WAFが扱いやすい
- 日本語での導入支援や、誤検知が起きたときの調整まで任せたい:攻撃遮断くんやScutumなど、国内のクラウド型WAFが候補になる
- 決済情報や会員の個人情報を扱う:必要な検査項目やサポートの水準を整理したうえで、Businessプラン以上や専門会社への相談を検討する
Cloudflare WAFを導入するメリット
2026年現在、サイバー攻撃はより巧妙で大規模なものになっています。Webサイトを守るCloudflare WAFは、世界中のエッジネットワークを活用してSQLインジェクションなどの脅威を遮断するセキュリティサービスです。
独自のインテリジェンスにより、ビジネスの継続性と運用効率を同時に高められます。導入によって得られる具体的なメリットを3つのポイントで解説します。
サイトの表示速度が落ちない
Cloudflare WAFの大きな利点は、強固な防御とサイトパフォーマンスの維持を両立できる点です。世界各地のエッジロケーションで検査を行うため、オリジンサーバーに負荷をかけずに不正リクエストを遮断します。
- エッジコンピューティングによる高速処理
- オリジンサーバーの負荷軽減
- Cloudflare CDNとの統合による配信加速
ユーザーに最も近い拠点でフィルタリングを実施し、CloudflareのCDN経由でクリーンな通信だけを高速に届けます。Cloudflare 使い方次第で、セキュリティ強化とUX向上を同時に実現可能です。
インフラ運用の手間が省ける
Cloudflare WAFはマネージドサービスのため、エンジニアによる手動のパッチ適用や更新作業が不要です。最新の脅威に対する防御ルールが自動で反映され、運用の工数を劇的に減らせます。
- オールインワンの管理機能でDNSやBot対策まで完結
- 最新の攻撃データをAIが分析しゼロデイ脆弱性にも迅速対応
- 不要なトラフィックを遮断してCloudflare costなどのインフラ費用を最適化
専任の担当者がいなくても、常に最新の防御状態を維持できるのが魅力です。万が一のCloudflare障害時にも、迅速なルーティング切り替えなどで可用性を確保します。
既存の環境に柔軟に組み込める
現在のインフラ構成を問わず、DNS設定を変更するだけでスムーズに導入できる柔軟性があります。リバースプロキシとして動作するため、既存のコードを書き換える手間もありません。
CloudflareとAWSの比較観点で見ると、代表的なAWS WAFとCloudflare WAFの違いは以下の通りです。
| 比較項目 | Cloudflare WAF | AWS WAF |
|---|---|---|
| 導入の容易さ | DNS書き換えのみで完了 | AWS環境内のリソース設定が必要 |
| 対応環境 | クラウド・オンプレ・マルチクラウド対応 | 主にAWS内のリソースに限定 |
| ルールの提供 | 標準ルールセットが豊富 | ユーザー自身での構築や購入が必要 |
| コスト構造 | 定額プラン中心で予算管理が容易 | リクエスト数に応じた従量課金 |
Cloudflare targetとなるオリジンを守りつつ、OWASPルールやカスタムルールを自由に組み合わせられます。Cloudflare WARPなどの関連サービスと併用すれば、より包括的なエンドツーエンドの保護も可能です。
Cloudflare WAFの初期設定手順
Cloudflare WAFは、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどのサイバー攻撃からサイトを守る強力なツールです。2026年現在、導入の容易さと高度な保護能力により、クラウド型WAFの主流として多くの企業に選ばれています。
導入は複雑な機器設置を必要とせずクラウド上で完結します。全体の流れを把握し各ステップを正確に進めることで、パフォーマンスを維持しながらセキュアな環境を構築しましょう。
①:ドメインを登録する
Cloudflare WAF導入の第一歩は、対象ドメインをアカウントに登録することです。
CloudflareをリバースプロキシやDNSプロバイダーとして機能させるため、管理画面からドメインを追加します。これによりすべての通信がCloudflareのネットワークを経由し、悪意のあるアクセスをフィルタリングできるようになります。
具体的な登録手順は以下の通りです。
- ダッシュボードにログインし「サイトを追加」ボタンをクリックする
- 保護したいドメイン名(例:example.com)を入力する
- Free、Pro、Business、Enterpriseの中から、Cloudflare costを考慮して適切なプランを選択する
登録作業を終えるとCloudflareがサイト情報をスキャンし、次のDNS設定への準備が整います。
②:DNSレコードを確認する
次に既存のDNSレコードをCloudflareへ取り込み、認証作業を行います。
Cloudflare DNSはドメインの所有権を確認し、通信を正しくルーティングするためにDNSレコード情報を必要とします。このプロセスを経てステータスが「Active」になると、通信を受け付ける準備が整う仕組みです。
DNS設定で確認すべき主なレコードは以下の通りです。
| レコード種類 | 設定内容の役割 |
|---|---|
| Aレコード | WebサーバーのIPアドレスを指定する |
| CNAMEレコード | ホスト名のエイリアスを設定する |
| MXレコード | メールサーバーの配送先を指定する |
| TXTレコード | 所有権確認やSPF設定などのテキスト情報を記述する |
特にTXTレコードについては、Cloudflare targetとなる認証用レコードを現在のDNSサーバーに登録する必要があります。情報の整合性を確認することで、ドメインの正当な管理権限を証明します。
③:ネームサーバーを変更する
ドメインとDNSの準備ができたら、トラフィックをCloudflareに向けるためにネームサーバーを切り替えます。
WebサイトへのアクセスをCloudflare WAFで検査するには、ドメイン名解決の窓口を変更しなければなりません。これを「フルセットアップ」と呼び、Cloudflare 使い方における重要な工程です。
セットアップ方式による違いは以下の通りです。
| 項目 | フルセットアップ | パーシャル(Cloudflare waf cname)セットアップ |
|---|---|---|
| DNS管理 | Cloudflareで行う | 既存のDNSサーバーで行う |
| 設定変更 | ネームサーバーの変更が必要 | CNAMEレコードのみ変更 |
| 主な用途 | 全体的な高速化と高度な保護 | 特定のサブドメインのみ保護したい場合 |
| 難易度 | 初心者でも比較的容易 | 既存インフラの制約がある場合向け |
通常はフルセットアップが推奨されます。レジストラの管理画面で指定されたネームサーバーに書き換えることで、すべてのリクエストがCloudflareを経由するようになります。
④:防御ルールを有効化する
ネームサーバーの切り替え完了後、WAFの核となる防御ルールを設定します。
Cloudflare WAFの大きな特徴は、専門知識がなくても最新の脅威に対応できる「マネージドルール」が用意されている点です。2026年現在、無料プランでも標準提供されており、有効化するだけで基本的な攻撃を遮断できます。
具体的な設定箇所をまとめました。
- マネージドルール:「Security」の「WAF」から「Managed Rules」を有効化する
- カスタムルール:特定のIP許可や国別制限など、必要に応じてルールを作成する
- ボットファイトモード:「Security」の「Bots」から有効化し、悪質なスクレイピングを防ぐ
まずは標準ルールをオンにすることから始めましょう。自社の運用に合わせて徐々に個別ルールを追加するのが、誤検知を防ぐための最善策です。
⑤:通信をテストして稼働させる
最後に、サイトが正常に表示されるかとWAFが正しく稼働しているかを確認します。
設定変更直後は、SSL/TLS証明書が正しく適用されているか厳密にチェックする必要があります。AWS WAFなどの他社製品と同様に、導入後の表示トラブルを防ぐための大切な最終ステップです。
稼働確認では以下のポイントをチェックしてください。
- サイト表示:ブラウザでアクセスし、Cloudflare CDNによる表示速度や画像欠けを確認する
- SSLステータス:Cloudflareとオリジンサーバー間の暗号化が適切か確認する
- イベント確認:「Security」の「Events」を確認し、攻撃検知や意図しないブロックをモニタリングする
万が一、正規のアクセスがブロックされている場合は、イベントを特定して例外設定を行います。Cloudflare障害が発生していないかも確認しつつ、安全に運用を開始しましょう。
まとめ:Cloudflare WAFで手軽にWebセキュリティ対策を実現しよう
本記事では、Cloudflare WAFの多彩な機能から料金プラン、導入手順まで詳しく解説しました。Cloudflare CDNとの強力な連携により、セキュリティを強化しながら表示速度を維持できる点は、2026年現在のWeb運用において大きな魅力です。
機械学習による高度な脅威検知や、専門知識がなくても運用できるマネージドルールを活用すれば、DDoS攻撃やSQLインジェクションなどのサイバー攻撃から自社のWebサイトを確実に守ることができます。
AWS WAFなど他のサービスと比較しても、Cloudflare 使い方は非常にシンプルで分かりやすいのが特徴です。無料プランから大規模向けまで段階的なCloudflare costが用意されているため、組織の規模に合わせた柔軟な選択が可能です。
本記事のポイント
- Cloudflare WAFは機械学習により、最小限の手間で最新の脅威を防げる
- 無料から大規模向けまで柔軟な料金プランがあり、予算に合わせた導入ができる
- 既存の環境を変えずに、DNSの設定だけでスピーディーに展開可能
Cloudflare WAFを導入すれば、専任のエンジニアがいなくても高度なセキュリティ環境を構築できます。設定の難しさやCloudflare障害のリスク、パフォーマンス低下に悩まされることもありません。
安全で快適なサイト運営を実現するために、まずは最適なプランの選定から始めてみましょう。より詳細な構成案が必要な方や不明点がある場合は、ぜひ一度お問い合わせください。
CloudflareのWAFに関するよくある質問
参考文献
- Overview · Cloudflare Web Application Firewall (WAF) docs
- Cloudflare Web Application Firewall (WAF) docs
- What is a Web Application Firewall (WAF)?
- Our Plans | Pricing | Cloudflare
- Custom rules · Cloudflare Web Application Firewall (WAF) docs
- Managed Rules · Cloudflare Web Application Firewall (WAF) docs
- AWS WAF Pricing
執筆者
編集部
BtoB向けのモダンWeb制作に関する情報を発信。Next.jsを活用したWeb制作、SEOに強いサイト設計、UI/UX、AIを活用した制作効率化など、実務に役立つ知見を中心に扱っています。
監修者
Ulty 代表/編集長
海外メディア企業でSEOエディターとして従事後、独立。複数メディア運営の知見をもとに、Next.jsを活用したモダンWeb制作とSEO設計を提供。AIを活用した効率化と高品質な実装を両立し、設計から制作・運用まで一貫して支援している。
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